ＫＩＯＲＩ日記

先日　テレビを見ていると

ベンチャーした30代の男性（だったと思う）が　スマートフォン？の充電器
をつくっていて　オリジナルのデザインでカバーを木製にしたいと提携先を
探しておられた

そして　製作を依頼した相手が・・・タンス等を作る家具工場

そこの家具職人さんが　そんなに薄くは加工できない・・・と云いながらも
頑張って満足のいく試作品を作り上げた・・・・というものでした




それを見ていて　考えさせられました
なぜなら　ベンチャー男性氏が　もしも　わが社に相談されたのなら
そんなに大変な開発ではないから。
わが社だけでなく　ＮＣ工作機というものを持っている会社だったり
日常　その会社が作っている製品が小物で　新商品の開発に積極的な人がいると
話はもっと簡単だったかもしれない


木工所と云っても　いろいろで　

建具だけをつくる所　それも　フラッシュ戸だけ　とか　障子だけ
襖だけ・・・家具も大きく分けて　既製品を大量生産する工場から
別注家具という一品生産の木工所があり　作るものも　テーブルやイス等の
脚物やさん　タンス類の箱物やさんがあり　ステージ等の造作工事を請負う
木工所もあります


その会社は何を作っているのか　何を作るのが得意なのか

その会社の仕事内容を知る人はごく一部で　近所の人だって詳しい事は分らない
と思います。せっかく仕事を頼みたい人がいても情報が発信されてないから！

私は　スライド障子『シュート』を開発していますが　未だ完成していません
後一歩　解決できていないモノがあるのですが　これを相談する相手が分りません
「佐賀県でこんなモノを作っている会社を紹介して下さい・・・・」
各種の支援機関の人に尋ね　それからは転々と・・・


Ａ社を紹介して頂いて訪問すると　
「この加工は　ウチの機械では無理ですね・・・・Ｂ社さんを紹介しましょう」

Ｂ社さんへ行くと「ウチもできませんね～・・Ｃ社さんなら・・・」と・・・
5件目くらいに　やっと試作してくれる会社に出会えました
手作りの試作品で「よくこんな難しいモノを・・・」と技術関係の人が驚嘆された
一品です。



わが社は何が出来る木工所なのか　情報は自分で発信しなければ！・・と思いました


木で作るものなら何でも作ります！　　　
と豪語してましたが　ロクロ　の機械はありませんので　箱物が得意です。
ＮＣ工作機があり　精密な加工、量産もできます。丸い窓枠なども得意分野。

また　レーザー加工機で薄い板状のものをイロイロな形にカットしたり　文字やロゴを刻印
できますので　小さなものから　大きな箱物　造作材まで製造できます


まず　レーザー機を使った精密なパーツをご紹介

紙飛行機の　”胴体”　をカットしてジクソーパズルのような状態で納品



この一本一本を外して　磨いて　商品に取付るのだそうです
形を変えたり　材を選別して現在のパーツになりましたが　研究熱心な注文主の
紙飛行機デザイン工房の長松社長さんも大満足して頂いています　


こんなパーツ加工所を探している方　いませんか？