木を継ぐ

2013年04月26日

接ぎ手加工という木工の技術の中で わが社が良く使う

蟻組接ぎ(ありくみつぎ) を ご紹介します


蟻加工ともいい 木と木を接合する時に使います

木を継ぐ

一見 飾りのようですが大事な役割を担っているのです
同じ材ではなく 色の違った硬い木を使って アクセントにしているのが多いです




また 一枚の大きな材をテーブルの天板に使うとき 割れ が入る場合が多く
そんな時も この蟻継ぎでこれ以上割れが拡がらないようにします

木を継ぐ



その他に こんな風にケースの身と蓋にすると 抜いてしまうまで外れません

木を継ぐ


同じく 丁番で二枚の木をあわせた箱を作り 蟻加工をすると

木を継ぐ

二枚の木は 金物を使わず しっかりと閉じ合わせる事ができます

木を継ぐ


蟻組接ぎは 釘やビス等を見せずに木と木を合わせたい時に使う
伝統的な木工技術で わが社が開発したスイッチプレート『木楽』は
この技術を応用して ネジ穴を見せずに ワンタッチで無垢材のプレートを
装着できるようにしたものです


この蟻加工 タンスの引き出しに使われていました
扇形の蟻は デザインとしても素晴らしいのですが なによりも強度が
高いのが特長です

タンスの引き出しを 見てみませんか?
 


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Posted by 樹の精 at 16:24 | Comments(0) | 仕事の話
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