いざなぎ景気

2013年01月10日

高校生の頃は 高度成長期の中でも特に好景気の
「いざなぎ景気」と呼ばれる時期で 金の卵と呼ばれた中卒の若者達が
こぞって都会へ就職して行った頃です


卒業後 人手不足もあって大学進学は諦めて通信教育を受けながら
父の仕事を手伝っていましたが その頃の職人さん達の給料は
一年に2~3回の昇給をしなければならないほどのインフレ状態。


結婚した翌年には オイルショック がありました



石井木工所の主製品が 建具から別注家具に移行しつつある昭和49年
税理士さんの勧めで有限会社を興すことになりました。
法人化すれば 社会保険に加入でき 職人さんの生活も安定しますので
日給月給のままでしたが 会社としての再スタートを切ったのです。


戦後の建築ブーム、高度成長、神武景気にいざなぎ景気
営業活動など皆無の状態でも、技術と信用があれば 仕事が切れることは
無かった時代でした。

ただただ 働くだけ・・・
注文頂いた製品をどうやって納期に間に合わせるか・・・それだけを考えて
いました。

独学で始めた別注家具工事も 設計監理を請負った設計事務所の職員さんから
指導を受け 施工承認図を描けるようになり・・・ 
夕食後から夜中まで製図して、朝は通常通り工場や現場で作業し、打合せや
資材の手配、そして 夜はまた製図・・・・

毎日 こんな暮らしが何年続いたのか・・・この間 家族が増えて娘が4人
保育園や小学校の授業参観や運動会・・・・ほとんど顔を出す事も無く
中学生のクラブ活動で遠征する時 当番で「送迎係り」を頼まれたのが記憶に
残っています
調子に乗って ビデオカメラを買ってみましたが・・・何回か撮ってはみたものの
仕事が忙しくなると それっきり・・・・押入れの邪魔物になりました


オイルショックの時主役を演じたモノ!?
いざなぎ景気



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Posted by 樹の精 at 15:57 | Comments(0) | 会社の歴史
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